ナチュラル系洗剤として「セスキ炭酸ソーダ」・「重曹」・「クエン酸」があります。
これらはそれぞれ使っていいもの、ダメなものが違うので、掃除の際に違いがわかっていると、何に使えるか、キレイになるか、役に立ちますよね。
そこで、3種類の違いと掃除の活用法をご紹介します。
セスキ炭酸ソーダ・重曹・クエン酸の違い
掃除や洗濯で使用できる「セスキ炭酸ソーダ」・「重曹」・「クエン酸」の違いってわかりにくいですよね。
肌に優しいナチュラル系洗剤は種類によって効く汚れが違うので、ここでポイントを押さえておきましょう!
セスキ炭酸ソーダ 【アルカリ性】 |
重曹 【弱アルカリ性】 |
クエン酸 【酸性】 |
|
---|---|---|---|
使えるもの |
・キッチンの油汚れ落とし ・血液などやたんぱく質などのシミ抜き ・洗剤なしでの洗濯 ・ヤニ落とし
|
・コンロや鍋などの焦げ落とし ・生ごみの消臭 ・軽い洗濯 |
・ポットの水垢落とし ・トイレの掃除と消臭 ・お風呂などの水垢落とし |
使えないもの |
・アルミ ・白木 ・畳
|
・アルミ ・白木 ・畳 ・キズがつきやすいもの |
・大理石 ・塩素系洗剤と一緒に使うのはNG |
セスキ炭酸ソーダは強力なアルカリ性

出典:http://ameblo.jp/
重曹に炭酸塩をプラスしたものが「セスキ炭酸ソーダ」です。
こちらに「セスキ炭酸ソーダ」を詳しく説明しましたので、洗濯や換気扇の参考にしてくださいね。
⇒100均セスキ炭酸ソーダの掃除術!洗濯や換気扇の汚れを取る方法
「セスキ炭酸ソーダ」は重曹よりも強いアルカリ性で、水に溶けやすく汚れを落とす力が強いのが特徴。
アルカリ性なので油汚れを落としたり、しつこい汚れの予備洗いや軽い汚れの洗濯などにも使えます。
重曹は焦げに強い弱アルカリ性

出典:http://ameblo.jp/
重曹は、鍋ややかんなどの焦げ落としにおススメ。
弱アルカリ性洗剤なので、酸性の汚れである油汚れに効果を発揮します。
焦がしてしまった鍋底や、油ハネはこすっても落ちにくく、逆に傷がついてしまうことも。
重曹を使って焦げを優しく浮き上がらせて、すっきりきれいに。
【汚れたやかんをキレイにする方法】
①鍋に水を張り、小さじ2杯程度の重曹を入れる
②重曹を水に溶かして、頑固なコゲがついた蓋を入れる
③蓋をいれたまま、火をつけて沸騰させる
④煮沸後はそのまま放置して、その後スポンジなどでコゲをふき取る
クエン酸は消臭&除菌の効果がる酸性

出典:http://ameblo.jp/
クエン酸は消臭と除菌の効果があり、酸性のため、アルカリ性であるアンモニアや水垢に効果があります。
便器についた水垢は、アルカリ性の重曹ではなく、クエン酸が効果を発揮!
コップ一杯の水にクエン酸小さじ1杯程度を溶かして、スプレーボトルに入れて吹きかけます。
スポンジでこするときれいに。
また洗濯物の黄ばみを軽減できるので、すすぎの水が透明になったタイミングで水40リットルに対して5グラムのクエン酸を入れます。
黄ばみが取れてすっきり☆
まとめ
・セスキ炭酸ソーダは「アルカリ性」で油汚れや洗濯、たんぱく質汚れ、ヤニ落としに効果的
・重曹は「弱アルカリ性」で研磨効果があり、クレンザーのように使える
・クエン酸は「酸性」で水垢やアンモニア汚れに効く
・洗濯や掃除には3種類それぞれの特徴があるので、使い分けるのがおすすめ